最近になり、終活という言葉をよく耳にするようになりました。
この終活とは一体どんなものなのでしょうか。
終活とは、自身の最期を考えることによって、今後の自分の人生をどのように生きていくのかをもう一度よく考え直す活動です。
決して自分の死後を考えるだけのものではなく、現在の自分の人生をより充実したものとするためのポジティブな活動なのです。
そのため、終活はご自身が元気なうちにやるべきものでもあります。
皆さんはエンディングノートというものをご存知でしょうか。
現在では、書店へ行けば、いろんな種類のエンディングノートを見つけることができます。エンディングノートには遺書と違って決まった様式などはありませんから、自分の好きなように自由に書くことが出来ます。
そして、一度書いたら終わり、といったものでもなく、人によっては毎年書き改めるという方もおられます。
エンディングノートを書くことによって、今までの自分の人生を振り返る、良いきっかけが生まれます。そして、これからの人生を自分はどのように進むべきかも、自ずと見えてくるでしょう。
わたし自身は、10年前に父を亡くしました。
父はいわゆる寡黙な人で、自分自身の気持ちを家族に伝えるのがとても下手な人でした。ですから、父が本当は何を考え、そして家族に何を伝えたかったかを今となっては知るすべもありません。
父が亡くなった後に今思うことは、もっと父の気持ちを知りたかったということです。
父がどんどん弱っていく姿を見るのは辛かったし、弱った状態にある時に、死後のことを色々聞くことは出来ませんでした。父自身も、弱った状態でそのような死後のことを話す勇気がなかったのでしょう。
ですから、自分の気持ちを家族に伝えたいと思うのであれば、元気なうちにぜひ、その気持ちをエンディングノートに遺しておきましょう。
できれば、終末期医療のことも含め、自分は延命治療を望むのか否かなども決めておかれるといいでしょう。
このような判断を本人以外の家族がするのは、とても困難ですし、家族にとっても本人が本当は何を望んでいるのかがわからない場合があるからです。
※終活カウンセラーとして、あなたのエンディングをサポート致します。
エンディングノートの書き方が分からない、または、終活についてもっと知りたいと思われる方は、お気軽にご相談ください。